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「ただの勉強会」に反論できない「地震予知連絡会」
地震に関する調査研究や情報交換などを行う地震予知連絡会(事務局・国交省国土地理院)が18日、
2012年度最後の会合を都内で開いた。3・11直後の11年春に始まり2年の任期を終える現在の第22期では、
組織のあり方を検討するワーキンググループ(WG)を設置。東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖
地震を予知できなかった連絡会は、岐路に立たされている。
「予知連絡会は『単なる勉強会ではないか』という意見もネットに書かれている。さまざまな批判を考慮して、
今後どうしていくかを考える」
松澤暢副会長(東北大教授)は、世論の厳しさも念頭に置いて、WGでの議論を進める意向を示した。ただ
「予測手法の高度化に向けて何が必要か、具体的にはなかなか難しい。今日はそこまでの説明で控えさせて
いただく」と方向性については言葉を濁した。
予知連は地震調査研究推進本部(文科省)、中央防災会議(内閣府)、東海地震の予知にかかわる地震防災
対策強化地域判定会(気象庁)と並ぶ地震関係機関の一つ。この2年間を振り返り、「最初の1年間は我々も、
何が起きたのだろうと『想定外』を言うしかなかった」と平原和朗会長(京都大教授)はマグニチュード9・0の
超巨大地震の衝撃を語る。
WGの焦点は、3・11の苦い経験も考えて「予知」に踏み込むのかどうか。「我々は観測したデータを、解釈も
しながら国民にしっかり伝えていくのが役割。その一歩先を予測するかどうか。一歩間違うと恥をかく。今は
その能力は、たぶんない」(平原会長)
平原会長によると、島崎邦彦前会長時代は、分かりやすく伝えることを重視。現在、「それだけでいいのか。
予測を志向するか」を模索しているのだが「言うは易く、行うは難し…」と会長の歯切れも悪かった。
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