13/02/22 21:07:27.16
多くの飼い主が、うちのイヌは監視の目が届かないと何かをたくらむと断言するだろう。靴は行方不明になり、
ソファには謎の歯形が残され、食べ物が姿を消す。イヌたちは「ダメ」という言葉を無視するようだ。
イヌは、人間が思っている以上に人間のことを理解しているのかもしれないという新しい研究が発表された。
この研究によると、イエイヌに食べ物を取らないように命じた場合、部屋が明るい時より暗い時の方が、
その命令に従わない可能性が高くなる。
これは人間の最高の友達であるイヌが、人間が見ているということを理解できることを示唆していると、
イギリスにあるポーツマス大学の心理学者でこの研究を主導したジュリアン・カミンスキー
(Juliane Kaminski)氏は話す。
「ひとつ言えることは、人間のコミュニケーションを読み取る特殊なスキルがイヌにはあると言うことだ」と
カミンスキー氏。「これはイヌに固有のものだ」。
◆人目を気にするイヌ
カミンスキー氏の研究チームは、84匹のイヌを集めた。どれも1歳を超えたイヌで、食欲があり、知らない人と
暗い部屋を怖がらなかった。
次に、研究チームは実験装置を設置した。人がそこに入り、床の食べ物を食べないようイヌに命じる。
この命令が、十分に明るい状態から十分に暗い状態まで、さまざまな光の条件で繰り返された。
すると、イヌが食べ物を盗む確率は部屋が暗いほうが4倍高くなった。また、盗むまでの時間も短かった。
「人間が見えていることがイヌに影響するのだと考えていたが、人間が見えるかどうかはイヌの行動に
影響しなかった」とカミンスキー氏は話す。
そうではなく、食べ物が明るい場所にあるかどうかでイヌの行動が変わったという。これは、食べ物に近づく
自分の姿が人間に見えるかどうかに基づいてイヌが判断していることを示唆する。
『犬から見た世界(Inside of a Dog)』(白揚社)の著作があり、コロンビア大学バーナード・カレッジで
犬認知研究室を主宰するアレクサンドラ・ホロウィッツ(Alexandra Horowitz)氏は、「一般化すると、
カミンスキー氏ら研究者の関心はイヌに“心の理論”があるかということだ」と語る。ホロウィッツ氏は
今回の研究には参加していない。
人間の通常の大人は誰もがもつ“心の理論”とは、「他人には自分とは異なる視点、知識、および感覚が
あるという理解」のことだとホロウィッツ氏は説明する。
(本文>>2以降に続く)
▽画像 人間にわからないほど暗いと判断すると、イヌは盗み食いをする。
Photograph by Joel Sartore, National Geographic
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
▽記事引用元 ナショナルジオグラフィックニュース(February 19, 2013)
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
▽Animal Cognition
「Domestic dogs conceal auditory but not visual information from others」
URLリンク(link.springer.com)