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野菜茶業研究所 ハクサイの「根こぶ病」 抵抗遺伝子を特定
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構の野菜茶業研究所(津市安濃町草生)は三十一日、
ハクサイの重要病害「根こぶ病」に対する抵抗性遺伝子を特定したと発表した。
手間と時間を要する接種試験を経ず、苗の段階で根こぶ病抵抗性個体を正確に選抜することが可能となり、
抵抗性品種の効率的な育成が期待できるという。
根こぶ病は土壌微生物が引き起こし、発病すると根がこぶ状に肥大し、養水分の吸収が難しくなり、生育が著しく遅れる。
防除が困難で、ハクサイ産地で大きな問題になっている。
根こぶ病抵抗性を持つ品種は、ヨーロッパ産のカブを素材に用いて育成しているが、
根こぶ病菌を用いた接種試験で実際に発病するかどうか確認する必要があり、すべて発病すると限らず精度にも問題があった。
抵抗性遺伝子の特定で、DNA配列を確認すれば、抵抗性を示す個体だけ確実に選べるようになった。
ナバナやチンゲンサイなどアブラナ科野菜の育種にも応用できるという。
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▽記事引用元 伊勢新聞 2013/2/1(金)配信記事
URLリンク(www.isenp.co.jp)
▽関連
・農業・食品産業技術総合研究機構
ハクサイの重要病害である根こぶ病抵抗性遺伝子を明らかに-高精度で効率的な抵抗性品種育成が可能に
URLリンク(www.naro.affrc.go.jp)
URLリンク(www.naro.affrc.go.jp)
・PLOS ONE
Identification and Characterization of Crr1a, a Gene for Resistance to Clubroot Disease (Plasmodiophora brassicae Woronin) in Brassica rapa L.
URLリンク(www.plosone.org)