【神経】正常な成体マウスの大脳皮質で、神経細胞を新生させることに成功/藤田保健衛生大学at SCIENCEPLUS
【神経】正常な成体マウスの大脳皮質で、神経細胞を新生させることに成功/藤田保健衛生大学 - 暇つぶし2ch1:エタ沈φ ★
13/01/08 10:59:35.85
JST 課題達成型基礎研究の一環として、藤田保健衛生大学 総合医科学研究所の宮川
剛 教授と大平 耕司 講師らは、抗うつ薬の投与によって正常な成体マウスの大脳皮質
の神経細胞を増やすことに成功しました。

これまでに本研究グループは、成体大脳皮質には神経細胞を産生できる神経前駆細胞(L1-INP細胞)
が存在し、虚血などにより脳が損傷されると神経細胞を増やす効果があることを発見して
いました。もし、そのL1-INP細胞を薬などによって人為的に増殖・分化させることができ
れば、大脳皮質が損傷しても保護したり再生したりすることができると期待されるため、L1
-INP細胞の増殖・分化の制御法の開発が望まれていました。

今回本研究グループは、抗うつ薬の1つであるフルオキセチンを成体マウスに投与するこ
とにより、L1-INP細胞の増殖・分化を促進させ、抑制性神経細胞を産生させることに世
界で初めて成功しました。さらに、あらかじめ薬により抑制性神経細胞を増やしておくと、そ
の後マウスに脳虚血を起こした場合に、新しい神経細胞の周辺で神経細胞死が抑えられ
ることも発見しました。

本研究の成果は、L1-INP細胞を活性化することによって、大脳皮質の損傷から神経細
胞を保護し再生させるための新しい治療法の開発に貢献することが期待されます。さらに、
統合失調症やうつ病などの精神疾患では大脳皮質の抑制性神経細胞や抑制性神経伝達
物質が減少することが知られていることから、L1-INP細胞の増殖や分化をターゲットに
した新しい精神疾患の予防・治療法の開発に結びつく可能性もあります。

なお、本研究成果の一部は、最先端・次世代研究開発支援プログラムの一環として 行われました。
本研究成果は、2013年1月4日(米国東部時間)に米国科学誌「Neuropsychopharmacology」のオンライン速報版で公開されます。

科学技術振興機構(JST) 平成25年1月4日
URLリンク(www.jst.go.jp)

「Neuropsychopharmacology」
URLリンク(www.nature.com)


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