12/11/03 21:29:34.34
東京大学分子細胞生物学研究所の泊幸秀准教授らの研究チームは、RNA(リボ核酸)の一種「マイクロRNA」が、
たんぱく質発現を制御する機構に多様性があることを見つけた。同RNAはたんぱく質合成の設計図を持たないが、
合成の促進や制御に関与している。今回、同RNAが機能を発揮するには、複数の機構が存在し、
従来考えられていたよりも複雑なメカニズムであることが分かった。
遺伝子がたんぱく質を合成する仕組み
の解明に役立つ。成果は2日、米科学誌モレキュラー・セル電子版に掲載される。 同RNAがたんぱく質合成を
制御する際、「GW182」と呼ぶ因子を介して機能を発揮すると考えられてきた。しかし今回の研究で、
GW182が存在しない条件下でも同RNAは合成を制御することが分かった。
▽記事引用元 日刊工業新聞(2012年11月02日)
URLリンク(www.nikkan.co.jp)
▽東京大学プレスリリース
URLリンク(www.u-tokyo.ac.jp)
▽Molecular Cell
「microRNAs mediate gene silencing via multiple different pathways in Drosophila」
URLリンク(www.cell.com)(12)00824-6
▽関連スレ
【医療】1回の血液検査で、肝炎を診断できる新手法を開発…患者の負担減/大阪市大など
スレリンク(scienceplus板)