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【サンフランシスコ=桜井林太郎】ヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使い、目が見えにくくなった人の
網膜の再生医療を目指している理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)などの研究チームは、
臨床研究の実施申請を理研の倫理委員会に提出した。実施病院の倫理委員会にも近く提出する。来年度中の開始
を目指す。倫理委と国が承認すれば、iPS細胞を使った初の臨床応用となる。
米サンフランシスコで25日午後(現地時間)、国際幹細胞学会などが主催する「細胞の初期化に関する
国際シンポジウム」の講演で理研の高橋政代プロジェクトリーダーが明らかにした。高橋さんは眼科医で、
山中伸弥・京都大教授らの協力を得てiPS細胞を使った再生医療の研究を進めている。
高橋さんによると、老化で網膜中心部の黄斑に障害が生じた「加齢黄斑変性」の患者6人が対象。
患者の細胞をもとに作ったiPS細胞から網膜の細胞シートを作り、移植する。手術は隣接する
先端医療センター病院で行い、神戸市内の病院で術後管理をする予定。
▽記事引用元 朝日新聞(2012年10月26日16時56分)
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