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【報道】読売新聞、森口尚史氏記事7本中6本を誤報と判断 読売東京・編集局長ら処分 - 暇つぶし2ch1:チリ人φ ★
12/10/26 08:01:25.51
iPS細胞(新型万能細胞)から作った心筋細胞を患者に移植したと森口尚史(ひさし)氏(48)が虚偽発表した
問題で、読売新聞は、心筋移植と過去の研究に関する記事の計7本(東京本社発行版)を検証した結果、
6本は森口氏の虚偽説明による誤報と判断した。

残る1本は誤報ではないと認定した。6本の取材では、森口氏の研究実態や肩書などの裏付けが不十分だった。

読売新聞東京本社は11月1日付で、大橋善光専務取締役編集局長と溝口烈執行役員編集局総務について、
役員報酬・給与のそれぞれ2か月30%を返上する処分とする。また、柴田文隆編集局次長兼科学部長を
罰俸とし、更迭。当日の編集責任者だった編集局デスクをけん責、科学部のデスク2人を罰俸、担当記者を
けん責の処分とする。

検証対象は、今月11日朝刊の「iPS心筋を移植」など一連の心筋移植関係記事と、2006年2月~12年7月に
掲載した森口氏の「研究」に関する記事。11日朝刊で1面トップにすることは、局長をはじめ編集局としての
決定だった。

局内に設けた検証チームは森口氏から再取材し、25人の専門家に意見を聞くなど事実関係を確認した。

森口氏は「iPS心筋移植」の手術6件中5件をウソと認めた後も、1件は実施したと主張。検証取材に「米
ハーバード大近くの病院で行った」と述べ、初めて病院名と執刀医名を明かしたが、この病院には手術記録が
なく、同名の執刀医もいないため、改めて虚偽説明と断定した。記者は、医師国家資格のない森口氏を医師と
思い込んでいた。

これ以前の6本の記事では、5本の研究に実態がないと判断した。5本中、09年9月~10年5月のiPS細胞
作製などに関する4本の研究については、森口氏が「08年末から2か月半の米国滞在中に1人でやった」などと
不自然な説明を繰り返し、複数の専門家も「不可能」としている。

12年7月の「凍結保存し4年後に解凍した卵巣で妊娠」では、複数の専門家が「ありえない手法」と指摘。
森口氏も移植手術に立ち会っていないことを認めた。

当時の取材は、実験記録や森口氏の年齢、肩書などの確認が不十分だった。

7本は全て森口氏が取材源で、検証に際し、紙面で取材源を明かすことを森口氏は了承している。

大橋善光・読売新聞東京本社編集局長の話「一連の誤報について読者の皆さまに深くお詫(わ)びいたします。
iPS細胞移植の臨床応用への期待を裏切ったことに責任を痛感しています。今回の検証結果で明らかにした
ように、裏付け取材の甘さに弁明の余地はありません。二度とこのような事態を生じさせないよう、また本紙に
対する信頼を取り戻すために、全力で再発防止策に取り組んでいきます」

URLリンク(www.yomiuri.co.jp)

検証結果一覧
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)


誤報でないとした記事の判断理由

◆〈7〉「抗がん剤イレッサ 延命効果 遺伝子が決定 東大グループ 無駄な投与回避も」(06年2月28日夕刊)

英医学誌の投書欄に掲載された研究は、他の研究者のデータを再解析したもので、実験を伴っていない。
共著者のソウル大教授は読売新聞の取材に、「患者のデータを森口氏に送った」と認めた。

研究内容について、複数の専門家は「既発表の傾向に沿った研究成果。新規性がなく、矛盾点もない」とする。
英医学誌編集部も「信頼性を疑う証拠はない」と掲載を維持する。

現時点で虚偽と疑う要素がないため、読売新聞では研究の実態はあり、記事も誤報ではないと判断した。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)


【報道】検証「iPS移植報道」森口氏、治療の事実なし /読売新聞
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