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ペルム紀(二畳紀)末から三畳紀初期にかけて生物が死に絶え、地球がほぼ不毛の地と化した大きな原因は、
地球が文字通り“死ぬほど”暑かったからだとする最新研究が発表された。
今から2億5200万~2億4700万年前、地球はペルム紀末の大量絶滅と呼ばれる出来事に見舞われた。これによって、
陸上植物を含む地球の生物のほとんどが姿を消した。その結果、地球の温度は上がり、生き残った赤道付近の
生物たちも死に瀕した。
植物は地球の温度を上げる二酸化炭素を吸収する。そのため、植物が死滅すると、地球は「暴走する温室」
と化して「コントロールがきかなくなり」始めたと、研究共著者でイギリス、リーズ大学の古生物学者である
ポール・ウィグナル(Paul Wignall)氏は言う。
殻の硬い巻貝や二枚貝など、ペルム紀の大量絶滅を生き延びたわずかな生物もこの猛烈な暑さによって命を
落とし、以来、地球は500万年の間ほぼ「死の世界」になったとウィグナル氏は述べる。
◆回復遅れの謎が解ける
ウィグナル氏らの研究チームは、中国南部の浅い海から採取した小さな化石を調べた。そこは当時、
赤道上に位置していたところだ。
当時の海水温を知る「信頼性の高い」手がかりとなる化石の酸素同位体を調べたところ、ペルム紀直後
(三畳紀初期)には海面温度が摂氏40度に達していたことが明らかになった。研究チームが致死的な暑さと
評する高温だ。同じ領域における現在の平均温度は摂氏25~30度だ。
この高温が、長らく研究者たちを悩ませてきた謎を解くカギかもしれない。地球は他の大量絶滅からは
数十万年で回復したにもかかわらず、なぜペルム紀の大量絶滅では回復に500万年も要したのか、という謎だ。
どうやら、単純に暑すぎたせいらしい。
(本文>>2以降に続く)
▽記事引用元 ナショナルジオグラフィックニュース(2012/10/19)
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
▽Science
「Lethally Hot Temperatures During the Early Triassic Greenhouse」
URLリンク(www.sciencemag.org)