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”iPSで脳内の異常再現 パーキンソン病、慶応大”
慶応大と順天堂大のチームは10日、手足の震えなどを起こす難病パーキンソン病の患者の
脳内で起きた異常なタンパク質の蓄積を、患者の皮膚細胞から作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い
初めて再現することに成功したと発表した。
チームの岡野栄之慶応大教授は
「数十年かかって発症する病気が、試験管内で数週間の培養で検出できることが確認された。
発症の仕組み解明のほか、病気の早期の発見と治療開始に役立つ」と話している。
チームはパーキンソン病にかかった70代の患者の皮膚細胞を使い、iPS細胞を作製。
神経細胞に成長させて分析すると、発症に関係すると考えられている異常なタンパク質が蓄積していた。
患者の死後、脳を調べると、同じタンパク質が蓄積しており、iPS細胞から作った神経細胞が
脳内の様子を正確に再現したことが確認された。
慶応大は別のチームが、アルツハイマー病患者の皮膚から作ったiPS細胞を成長させた神経細胞で、
病態の再現に成功している。
産経新聞 2012.10.10 21:28
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