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製薬各社が、漢方薬の国内生産能力を相次いで増強している。医療向け漢方薬最大手のツムラは、
生薬であるニンジンやカンゾウの国内栽培地を拡充する。
各社は「高齢化により漢方薬の需要が増える」(ツムラ)と予想。生薬の大半を中国からの輸入に
依存する体制を見直し、国内で安定供給体制の構築を進めている。
厚生労働省によると、2011年の漢方製剤(薬)の国内生産額は1320億円と06年比1.2倍に拡大。
野村総合研究所は「高齢化を背景に15年に2000億円を超える」と試算している。
ツムラは生薬を使ったエキス粉末の生産能力を10年から5年間で1.4倍(年4850トン)に
引き上げる計画。同社は北海道夕張市の生薬栽培地を拡大するほか、九州にも新たに栽培地を設ける。
医療向けの需要に加え、ドラッグストアなどによる大衆薬販売も好調だ。
00年代半ばには漢方薬使用の肥満対策薬「ナイシトール」(小林製薬)がヒットした。
医薬販売のクラシエ薬品は漢方薬の今後について「尿漏れ、関節痛など高齢化の症状に
着目した商品が増える」とみている。
メーカーのクラシエ製薬は5月、大阪府高槻市の工場にエキス粉末の製造設備を増やし、
年220トンだった生産能力を8割増強した。小林製薬も4月に生薬を独自調達する
専門部署「漢方技術開発部」を設置。現在2割にとどまる自社生産比率の引き上げを急ぐ。
漢方製剤の生産金額
URLリンク(www.jiji.com)
▽記事引用元 : (2012/09/22-16:18)時事通信
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