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文部科学省と高度情報科学技術研究機構は3日、世界最高水準の計算能力を持つ
スーパーコンピューター「京(けい)」を利用する研究課題の採択結果を初めて発表した。
京の全計算能力の30%を割り振る「一般利用枠」では、産業界から、塩野義製薬や
エーザイなど製薬7社、IT企業2社が共同参加する創薬研究が選ばれた。
製薬業界での企業間協力はまれだという。
薬の候補になる物質が起こす化学反応を京で計算し、実際にその物質を使った
実験結果と照らし合わせて、「コンピューター創薬」の信頼性を確かめる。
創薬にかかる時間やコストの大幅な削減が狙い。
研究課題の選定は同機構が行い、一般枠は応募した227件から医療や
材料化学など62件を採択した。
一方、京の能力の50%を割り当てる「戦略5分野」では31件を採択。
このうち東京大の心疾患研究や、国立天文台の超新星爆発の研究など
7件が「優先課題」に選ばれた。
神戸市の理化学研究所で稼働する京は毎秒1京回(京は1兆の1万倍)以上という
世界最高水準の計算能力を持ち、多分野で精密な模擬実験が可能になる。
▽記事引用元 : (2012年9月4日17時57分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
文部科学省 報道発表 平成24年9月3日
スーパーコンピュータ「京」(けい)の戦略プログラム利用枠を利用して実施される
優先課題・研究開発課題の選定について
URLリンク(www.mext.go.jp)
詳細:(PDF) URLリンク(www.mext.go.jp)