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発達障害の一つであるアスペルガー症候群などの患者と健常者では、人間の表情が変化する
動画を見たときの脳の活動に明確な違いがあることを、京都大の佐藤弥白眉センター准教授(脳科学)、
十一元三医学研究科教授たちのグループが突き止めた。発達障害の客観的な診断法の開発や治療につながる
成果といい、17日までに英医学誌に発表した。
発達障害の診断は、主に患者の行動などを分析して行われている。脳の機能障害とされているが、
表情の静止画を見せたときの脳血流の変化をfMRI(機能的磁気共鳴画像装置)で調べる研究では、
健常者との明確な違いは分かっていなかった。
グループは無表情が笑顔やこわばった顔に変わる動画を20~30代の患者12人と健常者13人に見せ、
脳血流の変化をfMRIで調べた。その結果、患者は、他者と自分の運動を結びつける前頭葉の
「下前頭回(かぜんとうかい)」や、他者の表情を認識する側頭葉の「上側頭溝(じょうそくとうこう)」
など五つの領域で血流量が少なかった。下前頭回と上側頭溝を結ぶ神経回路が機能せず、表情が
うまく読み取れていないらしい。
佐藤准教授は「診断への応用には、うつ病などを併発している患者での調査も進め、脳反応と実際の行動との
関連を詳しく調べる必要がある」と話している。
▽記事引用元 京都新聞(2012年08月17日 23時43分)
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)
▽京都大学プレスリリース
URLリンク(www.kyoto-u.ac.jp)
▽BMC Neuroscience
「Impaired social brain network for processing dynamic facial expressions in autism spectrum disorders」
URLリンク(www.biomedcentral.com)
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