12/07/15 00:21:19.83
《動画追加》4m以上離れた場所に10kWのワイヤレス給電、日本電業工作とVolvoグループが実験に成功
URLリンク(techon.nikkeibp.co.jp)
図1 4m以上離れた場所へ10kW級の出力のワイヤレス給電に成功。実験は京都大学生存圏研究所のマイクロ波送受電
実験棟にある電波暗室で実施した。
URLリンク(techon.nikkeibp.co.jp)
図2 10kW級のレクテナは、約1.3kW品を8個組み合わせて1組とした。
日本電業工作とボルボテクノロジー・ジャパンは、電気自動車(EV)向けのワイヤレス給電システムを開発した(発表資料)。
マイクロ波を用いた方式を採用し、4~6m離れた場所へ10kW級の出力の電力を無線伝送する実験に成功した(図1)。
高効率な「レクテナ」を開発することで実現した。レクテナは、アンテナ(antenna)と整流回路(rectifier)が一体となった、
電磁波を直流の電力に変換するデバイスである。今回、10kWの大出力ながら約84%と高い変換効率を達成するレクテナを
開発した(図2)。日本電業工作がこれまで開発したレクテナの「2倍近く高い効率」(同社)という。
単位面積当たりの出力は3.2kW/m2以上で「世界最高出力」(同社)とする。使用したマイクロ波の周波数は2.45GHzである。
まずはトラックやバスに
ボルボテクノロジー・ジャパンは、スウェーデンVolvo社が同グループのアジア研究開発拠点として2012年に東京に設立した企業。
Volvoグループとしては、今回開発したワイヤレス給電技術を「まずはバスやトラックなどの商用車に適用していきたい」(ボルボ
テクノロジー・ジャパン 代表取締役の外村 博史氏)という。
今回の実験は、京都大学生存圏研究所のマイクロ波送受電実験棟にある電波暗室で実施した。なお、日本電業工作は
今回の実験の様子の一部を、2012年7月11~13日に開催される「TECHNO-FRONTIER 2012」(東京ビッグサイト)で披露
する予定。
動画 実験の様子(約51秒の動画)
mms://wmt9-od.stream.ne.jp/vod11/nikkeibp/techon/2012/20120706_d1.wmv
久米 秀尚/日経エレクトロニクス 2012/07/06 19:30
URLリンク(techon.nikkeibp.co.jp)
日本電業工作とボルボテクノロジー・ジャパン 電気トラック用ワイヤレス給電用の10kWクラス高効率レクテナの試作に成功
日本電業工作プレスリリース 2012年7月6日
URLリンク(www.den-gyo.com)
関連ニュース
【技術】走りながら路面からタイヤを通して電気自動車にワイヤレス給電 10cm以上のコンクリートでも「電力が通ります」-豊橋技科大
スレリンク(scienceplus板)
【自動車】日野、東京モーターショーで非接触給電ハイブリッドバスを運行…体育館の水銀灯をフル点灯で連続31時間給電可能 [11/11/29]
スレリンク(wildplus板:-100番)
【電機】ソニーが「ワイヤレス給電システム」を開発 50cm離れた機器に60Wの給電成功
スレリンク(bizplus板:-100番)
【通信】長野日本無線、磁気共鳴方式の無線給電システムを開発
スレリンク(bizplus板:-100番)
【交通】自治体初の「非接触給電バス」 五輪評価委にPRも 東京都
スレリンク(bizplus板:-100番)