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＜太陽フレアで高ガンマ線観測＞ '12/6/14
広島大宇宙科学センター（東広島市）の田中康之特任助教たちの研究チームは13日、
太陽面の爆発現象「フレア」について、小規模でも１億電子ボルトを超える
高エネルギーガンマ線を長時間放射することを確認したと発表した。
衛星活動や地上の通信などへの影響を予測する「宇宙天気予報」にも活用できると強調している。
従来は最大規模のフレアに限って１億電子ボルト超のガンマ線を放射するとされていた。
チームは昨年３月以降、広島大が心臓部を開発したガンマ線宇宙望遠鏡フェルミで太陽フレアを観測。
小規模でも１億電子ボルト超のガンマ線を放射し、放射時間も約12時間に及んだ▽大規模では約20時間も放射が継続した
―ことなどを突き止めた。放射された場所も高い精度で特定できた。
ガンマ線の観測により、地上で通信障害などを引き起こす荷電粒子が
いつ地上に到達するかの予測精度を高めることが期待されるという。
近く米天文学会で発表する。
【写真説明】太陽フレアで頻繁に高エネルギーのガンマ線が放射されていると指摘する田中助教（中）（東京都港区の広島大東京オフィス）
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▽記事引用元 中國新聞
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▽関連リンク
広島大学 宇宙科学センター
研究成果:太陽フレアからの高エネルギーガンマ線を検出
URLﾘﾝｸ(www.hiroshima-u.ac.jp)
「太陽フレアに伴う１億ボルトもの高エネルギーガンマ線の長時間放射を検出」
広島大学大学院理学研究科高エネルギー宇宙グループのページ
URLﾘﾝｸ(www-heaf.hepl.hiroshima-u.ac.jp)