【生理】鳥が磁気を感知して進路を決める仕組みを再考すべきときat SCIENCEPLUS
【生理】鳥が磁気を感知して進路を決める仕組みを再考すべきとき - 暇つぶし2ch1:pureφ ★
12/04/30 09:51:07.23
Highlights: 生理:鳥が進路を決める仕組みを再考すべきとき

URLリンク(www.natureasia.com)
優れた帰巣能力を持ち、かつて通信手段として利用された伝書バト。優れた帰巣能力を
持ち、かつて通信手段として利用された伝書バト。
Credit : Keays, et al.

渡り鳥はどのようにして磁場を感知するのだろうか。これまでの研究では、上嘴にマグネタイト
(磁鉄鉱)を含むニューロン樹状突起からなる磁気感知系があり、鳥が磁場を使って航路
決定する能力はこれによっていると考えられてきた。しかし今回、広く受け入れられてきたこの
モデルに疑問が投げかけられた。

D Keaysたちが、カワラバト(Columbia livia)の嘴にある鉄を豊富に含む細胞について、解剖
学的特徴を総合的に解析し、これらの細胞が実際はマクロファージであって磁気感受性ニュー
ロンではないことを明らかにしたのである。

鉄を多く含むマクロファージは鳥の嘴に特有なものではない。したがって、鳥類の磁気感知の
神経基盤は依然としてはっきりしないままである。磁気感知部位の候補の1つとして考えられ
るのは嗅上皮で、この感覚構造はニジマスで磁気感知にかかわっている。

Nature ハイライト Nature 484, 7394 (Apr 2012)
URLリンク(www.natureasia.com)

ハトの上嘴にある鉄含有量の多い細胞群はマクロファージであって、磁気感受性ニューロンではない
Clusters of iron-rich cells in the upper beak of pigeons are macrophages not magnetosensitive neurons
Christoph Daniel Treiber, Marion Claudia Salzer, Johannes Riegler, Nathaniel Edelman,
Cristina Sugar, Martin Breuss, Paul Pichler, Herve Cadiou, Martin Saunders, Mark Lythgoe,
Jeremy Shaw & David Anthony Keays
Nature 484, 367–370 (19 April 2012) doi:10.1038/nature11046
URLリンク(www.nature.com)
News and Views コンパスの針を探す
Sensory biology: Search for the compass needles
Henrik Mouritsen
Nature 484, 320–321 (19 April 2012) doi:10.1038/484320a
URLリンク(www.nature.com)

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