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マウスの毛の周辺から取り出した2種類の幹細胞を移植することで、生まれつき毛のないマウスに毛を生え
させることに東京理科大学などが初めて成功した。
移植した体毛、ひげの幹細胞はそれぞれ体毛、ひげとして定着した。自らの細胞を用いる脱毛症治療に道を
開くもので、科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版に18日発表する。
同大の辻孝教授、豊島公栄研究員らは、毛組織のもとになる「毛乳頭」と、皮膚になる「上皮性」の二つの
幹細胞に着目。互いに成長に必要な物質をやりとりして、毛を作るとされる。
チームは、毛のあるマウスの体毛やひげ周辺の組織から2種類の幹細胞を取り出し、足場となるコラーゲンの
中で塊を作った。この塊を、毛のないマウスに皮下移植したところ、約1か月後に毛が生えた。約10か月間、
毛は何度も生えかわり、機能も通常の毛と変わらなかった。
▽画像 首後方に幹細胞の塊を移植し、体毛が生えたマウス(辻孝教授提供)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
▽記事引用元 読売新聞(2012年4月18日00時04分)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
▽東京理科大学プレスリリース
URLリンク(www.tsuji-lab.com)
▽Nature Communications
「Fully functional hair follicle regeneration through the rearrangement of stem cells and their niches」
URLリンク(www.nature.com)