【心理】「感情によるお告げ効果」 自分の感情を信じる傾向の強い人の方が大統領選や株式市場などの結果を正確に予測at SCIENCEPLUS
【心理】「感情によるお告げ効果」 自分の感情を信じる傾向の強い人の方が大統領選や株式市場などの結果を正確に予測 - 暇つぶし2ch1:依頼28-93@pureφ ★
12/03/19 08:55:28.61
感情が「理性より賢い」とき

人間の理性の処理能力には限界があるが、無意識は大量の情報を同時に処理する能力を持つ。
その無意識への窓になるのが感情であり、さまざまな予測において「自分の感情を信じる人」のほうが
優れた成績を示したという研究結果を紹介。

URLリンク(wired.jp)
米国の投票ブース。Image: SarahPAC-USA/Flickr

人間は長い間、感情を低次なものと見てきた。原始的なものであり、動物であった過去の時代から
引き継ぐ残念なものにすぎないとして。

例えばケーキを食べ過ぎたり間違った人とベッドをともにしたり、サブプライム・ローンを借りたりするなどの
愚かな行動をとったとき、われわれはふつう、それを短視眼的な「感情」のせいだとする。さらに、激情
から犯罪を犯す人はいるが、理性から犯罪を犯す人はいない、とも考える。

感情に対してこうしたバイアスを持つため、人は常に理性は正しいと考えがちだ。難しいジレンマに直面
したとき、ほとんどの人々は選択肢を注意深く評価し、情報を集めて意識的に検討する方法がいちばん
いいと考える。

しかし、もしわれわれの感情が、より賢く、事態をよりよく把握しているとしたらどうだろう。最近、たくさんの
変数を含む複雑な決定においては、「感情的なシステム」や無意識のほうが「意識的な脳」よりも優れて
いる場合があるという研究が行われている(日本語版記事)。

非合理的で衝動的だとして見下されてきたプロセスが、少なくともある条件下では、より「知的」である
かもしれないのだ。

こうした研究のひとつに、コロンビア大学経営大学院のミシェル・ファム教授が行った研究(PDF)がある。
この研究では大学生の被験者たちに、8つの異なる事柄について結果を予測させた。

予測の対象は、2008年に行われた大統領選の民主党予備選挙や、オーディション番組『アメリカン・
アイドル』の決勝進出者、ダウ・ジョーンズ工業株価平均、大学フットボールのBCSナショナル・チャン
ピオンシップ・ゲームの勝者などだ。

予測対象になった事柄は多方面にわたっていたにもかかわらず、その結果はある共通する傾向を見せた。
自分の感情を信じる傾向の強い被験者のほうが、結果を正確に予測する確率が高かったのだ。

例えば、感情を信じる傾向の強い被験者は、『アメリカン・アイドル』の勝者を41%の確率で言い当てた
のに対し、自分の感情を信じない被験者の正答率はわずか24%だった。

この傾向は株価の予測でも変わらず、「感情派」の被験者は、『スタートレック』のスポックのような「理論
派」に比べて、予測の当たる率が25%も高かった。研究を手がけたファム教授は、この現象をわかりやすく
「感情によるお告げ効果」(emotional oracle effect)と名付けた。

こうした逆説的な効果はなぜ起こるのだろうか。答えは「処理能力」にありそうだ。近年、人間の「無意識」
は大量の情報を同時に処理する能力を持ち、膨大なデータセットでも滞りなく分析できることが明らかに
なってきている(これに対し、人間の「理性」には非常に厳密な限界があり、一度に処理できるデータは
常時わずか4ビット程度だ)。

では、無意識にはどうやったらアクセスできるのだろうか。そもそも無意識とは、その定義から来るように、
「意識の外で」行われていることなのだ。

ここで鍵になるのが感情だ。

TEXT BY Jonah Lehrer TRANSLATION BY ガリレオ -高橋朋子/合原弘子
WIRED NEWS 2012年3月6日
URLリンク(wired.jp)

>>2辺りに続く


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