12/02/29 12:10:06.31 hcyBpfNe
>>85
宇治拾遺物語にあった話だなw
昔、清徳聖(せいとくひじり)という聖がおり、母親が亡くなった後、
愛宕山で3年間念仏を唱え続けた。
すると「念仏のおかげで成仏できた」という母親の声が聞こえたので、
安心して下山した。
京へ出る道の途中で、農民の男から米一石をもらうと、腹が減っていたので、
全て食べてしまった。
これを聞いた右大臣が聖を呼び、米十石を与えたが、聖の尻には餓鬼や畜生、
鳥獣などが大量についており、それらが全て食べてしまった。
その餓鬼や畜生、鳥獣などが四条大路の北の小路で一斉に糞をしたので、
小路は糞だらけになり、「糞小路」と呼ばれるようになった。
これを聞いた天皇が、臣下に
「四条の南の小路は何と呼ぶのか」
と尋ねると、臣下が
「綾小路と申します」
と答えた。
それを聞いた天皇は
「それならば錦小路と呼ぼう」
と言ったので、錦小路と呼ぶようになった。
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