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愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所(春日井市)は、体内のたんぱく質の一種に、恐怖や不安の増幅、
ストレスによる活動低下など、うつ症状を誘発する働きがあることを突き止めた。
この働きを抑制する化合物をマウスに投与したところ、抗うつ薬を投与した場合と同様の効果も確認できた
といい、同研究所は「うつ病の解明や新薬の開発につながる」としている。研究成果は米・学術誌「プロスワン」
に掲載された。
このたんぱく質は「HDAC6(ヒストン脱アセチル化酵素6)」。同研究所はマウスを使った実験で、
うつ病や自閉症と関連があるとされる脳内神経細胞に多く含有されることを発見した。さらに、HDAC6を
なくしたマウスは、普通のマウスと比べ、慣れない環境に置かれても活発に行動し、不安や恐怖を感じにくく
なることも分かった。
▽記事引用元 読売新聞(2012年2月17日08時20分)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
▽愛知県プレスリリース
URLリンク(www.pref.aichi.jp)
▽PLoS ONE
「Loss of Deacetylation Activity of Hdac6 Affects Emotional Behavior in Mice」
URLリンク(www.plosone.org)