12/02/16 21:41:33.33
邪馬台国(やまたいこく)の最有力候補地とされる奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡で、卑弥呼(ひみこ)(248年ごろ没)と
同時代の大型建物跡など中枢部を囲んだ可能性がある溝跡が見つかり、同市教委が16日発表した。中枢部周辺では
建物跡などは見つからず、大きなスペースが確保されていたことも判明。
市教委は「建物が重要なものだったことを示している」としている。
市教委によると、溝跡は東西約6メートル、幅約60センチで、09年に確認した3世紀前半の大型建物跡
(南北19.2メートル、東西12.4メートル)を含む計4棟の建物群から南約40メートルの位置で見つかった。
出土した土器から、3世紀の中ごろから後半に埋められたことも分かり、建物群と同時期に存在していたとみられる。
大型建物は同時代では最大級のもので、他の3棟と一直線に配置されていた。配置は飛鳥時代の宮殿と共通するもので、
建物群は纒向遺跡の中枢部とされている。発掘調査は、4棟の建物群の南側で行われたが、溝跡までの約40メートルの
間には、同時代の建物跡などの遺構はなかった。
現地説明会は18日午前10時~午後3時。JR巻向駅から徒歩5分。雨天の場合は19日の同時間帯に行う。
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