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宮崎大工学部の西岡賢祐准教授(半導体工学)の研究室は、九州南部に幅広く堆積する火山灰「シラス」から、
高純度のシリカ(SiO2)を精製することに成功した。
シリカは、太陽電池の原料となるシリコン(Si)の元となる物質。精製には、本県で研究が進む
SPG(シラス多孔質ガラス)の開発技術を応用。国内メーカーは「シリコンの原料として十分可能性がある」と
興味を示しており、100%輸入に頼るシリコンの国内供給に期待が高まっている。
西岡准教授によると、太陽光発電に使用される太陽電池は大部分がシリコンでできており、シリコンは
シリカから酸素を除去(還元)することで作成される。太陽電池用のシリカは99・9%以上の高い純度が
求められるが、国内ではほとんど採掘されない。シリカの還元には膨大な電力が必要なため、電力が安く
還元のコストが安い中国を中心にすべて輸入に頼っている。
▽画像 【写真】左から、加工前のシラス、不純物を除去する前のSNAPS、不純物が取り除かれシリカ純度99・9%のSNAPS
URLリンク(www.the-miyanichi.co.jp)
▽記事引用元 宮崎日日新聞(2012年02月12日)
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