【技術】エルピーダが抵抗変化型64MビットReRAMを開発 不揮発性でNANDフラッシュより高速 2013年に8Gビット品を製品化at SCIENCEPLUS
【技術】エルピーダが抵抗変化型64MビットReRAMを開発 不揮発性でNANDフラッシュより高速 2013年に8Gビット品を製品化 - 暇つぶし2ch1:pureφ ★
12/01/31 15:31:22.75
エルピーダが64MビットReRAMを開発、2013年に8Gビット品を製品化

URLリンク(techon.nikkeibp.co.jp)
開発したReRAM。4分割された領域のそれぞれが、64Mビットのメモリ・アレイ。
URLリンク(techon.nikkeibp.co.jp)
エルピーダメモリは1月24日、今回の技術に関する報道機関向け説明会を開催した。
写真は、同技術について説明する、新メモリ開発担当の安達隆郎氏

 エルピーダメモリは、次世代不揮発性メモリの一種であるReRAM(抵抗変化型
メモリ)を開発した(リリース)。64Mビットのセル・アレイを50nm世代技術で試作し、
全ビット動作を確認したという。ReRAMの商用化に向けた取り組みを既に始めており、
第1弾製品として「30nm世代の8Gビット品を2013年に市場投入したい。2014年には
本格的な量産に移れるだろう」(同社 取締役 執行役員の安達隆郎氏)とする。

 同社はReRAMを、スマートフォンやタブレット端末、ノート・パソコンなどの「携帯機器
に向ける」(安達氏)という。当面は、こうした機器において、DRAMとNANDフラッシュ・
メモリの間の性能差を埋めるキャッシュ・メモリとしての用途を見込んでいるという。ゆく
ゆくは「DRAMを侵食するメモリになることを期待している。携帯機器では、(消費電力
の大きい)DRAMを少しでも減らして不揮発化したいという声が強いからだ」(同氏)。
ただし現時点では、SSDの高速化を求める、映像系の据え置き型機器の顧客からの
引き合いが強いとする。

 今回開発したのは、Hf系酸化物ベースの抵抗変化素子を用いた、1T-1R型のRe
RAM。データ読み出し時間は20ns以下、書き換え回数は100万回以上であることを
確認したという。今後、Gビット級への大容量化に向けて、動作メカニズムの完全な
解明や、記憶素子の動作バラつきへの対策を進めていく。さらに、今回の試作品では
6F2セルを用いたが、量産品には4F2セルを導入し、セル面積を縮小するという。
DRAMの製造ラインでの量産が可能といい、量産段階でのビット・コストは「DRAMの
70%(DRAM比で30%低減)を狙う」(安達氏)とした。同社は次世代不揮発性メモリ
の候補をReRAMに絞っており、MRAM(磁気メモリ)やPRAM(相変化メモリ)の製品
開発は行っていないという。

 今回の成果は、2010年に始動したNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)
の委託事業におけるもの。シャープ、産業技術総合研究所、東京大学との共同開発
の成果である(Tech-On!関連記事)。

大下 淳一/日経エレクトロニクス 2012/01/25 10:31
URLリンク(techon.nikkeibp.co.jp)

エルピーダメモリ株式会社プレスリリース 2012年1月24日
新メモリ(高速不揮発性抵抗変化型メモリ、ReRAM)の開発に成功
URLリンク(www.elpida.com)

関連記事
エルピーダ,シャープなどがReRAMを共同開発,DRAMとNANDフラッシュ・メモリの性能差を埋める
大石 基之=日経エレクトロニクス 2010/10/13 10:05
URLリンク(techon.nikkeibp.co.jp)

関連ニュース
【物理】サブナノ秒の電圧パルスで磁極の歳差運動を利用した磁石の高速NS反転に成功 省電力メモリー開発に期待―阪大チーム
スレリンク(scienceplus板)
【技術】再び活発になってきた大容量相変化メモリの開発競争―IEDM 2011レポート
スレリンク(scienceplus板)
【技術】IBMの最終兵器 磁気ナノワイヤの磁区を電子スピン注入で動かす「レーストラック・メモリ」が登場―IEDM 2011レポート
スレリンク(scienceplus板)
【年末/IT】半導体メモリ、この1年 迫る微細化限界を前に新メモリの開発が加速 3次元化 Si貫通ビア STT-MRAM
スレリンク(scienceplus板)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch