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災害現場、空から中継…偵察ロボットを開発
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開発した飛行ロボットを手にする山本郁夫教授(右)(北九州市立大ひびきのキャンパスで)=大塚晴司撮影
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昨年2月の実験で、東京都江東区の上空を飛ぶ飛行ロボット=山本郁夫教授提供
人や車両が近づけない災害現場の上空を飛び、カメラで撮影した映像を
即時に送信できる「災害偵察飛行ロボット」を、北九州市立大国際環境
工学部の山本郁夫教授(51)(ロボット工学)が開発した。
全地球測位システム(GPS)と高度計を使い、目標地点に自動で到達
できるほか、東京電力福島第一原発事故を受け、放射線量を測定し、
即時にデータ送信できる機能も付けた。総務省が27日に福岡市で開く
シンポジウムで発表する。
地震や洪水、火山噴火などの大規模災害では、現場周辺の状況を調べる
際に道路の寸断などで近づけないことが多く、有人のヘリコプターを飛ばす
場合も、危険性の判断や手続きのため出動までに時間がかかる。
山本教授はこの点に着目し、2007年から安価で操作しやすい偵察飛行
ロボットの開発に着手。10年度からは総務省の研究として採択され、4年
余りで成功にこぎつけた。ロボットは、凧(たこ)の骨格のような構造で、円形
(直径約1・5メートル)と正方形(1辺約70センチ)の2タイプ。落下時の
危険を考慮して主な素材にはアルミと軟らかいウレタン製のチューブを使い、
重さはいずれも約5キロと軽量だ。
1回の飛行時間は10~15分。4~8個のプロペラをバッテリー(充電池)で
回し、秒速10メートルの強い風にも耐えられる設計で、高度200メートル
付近まで上昇し、上空で停止することもできる。無線操縦型の小型ヘリと
比べ、地上から操作しやすく、GPSで指定した地点に自動で飛ばすことも
可能だ。
飛行中に搭載カメラで撮影した映像は、無線機で国や自治体の災害対策
本部に即時送信され、パソコン画面で見られるほか、搭載カメラには同時に
高画質で録画する機能もある。
読売新聞 2012年1月27日08時42分
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「九州ICT広域連携シンポジウムinふくおか」の開催
総務省九州総合通信局 平成23年12月8日
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