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焼酎の製造過程で出る「焼酎かす」に、肌の保湿効果がある成分セラミドが含まれていることが、佐賀大の
北垣浩志准教授らの研究で分かった。日本酒の成分に“美肌”効果があることは知られているが、焼酎かすから
セラミドが確認されたのは初めて。熊本国税局によると、焼酎かすは年間70万~80万トン出るとみられるが、
有効な活用方法がなく、北垣准教授は「高品質・低価格の美肌化粧品開発などにつながる」と期待している。
焼酎かすは、焼酎の製造過程で出る。アルコール発酵したもろみを蒸留した後の残り。
国税庁醸造試験場などで勤務経験があった北垣准教授は、日本酒を仕込む際、麹(こうじ)に触ると手が
スベスベすると感じていたという。その経験から「麹を含む焼酎かすは大量に捨てられているが、保湿効果の
あるセラミドが含まれているのでは」と推測。北垣准教授の指導の下、同大学院農学研究科修士1年生の
平田みよさん(23)=佐賀市=が発見した。
焼酎かすは、かつては多くが海洋投棄されていたが、規制強化で07年以降、原則投棄禁止となった。
醸造会社は家畜飼料にしたり、焼却したりしてきたが、有効な活用方法は依然確立されていない。
北垣准教授らはこのセラミドを「発酵セラミド」と命名。今後、焼酎かすから「発酵セラミド」を抽出する方法を
確立し、商品化につなげたい考えだ。平田さんは「肌の悩みを持っている人は多いので、この発見で悩み解消に
つながる開発になれば」と話している。
URLリンク(mainichi.jp)
焼酎かすから肌の保湿効果がある成分を見つけた平田みよさん
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佐賀大学農学部 生物環境科学科 資源循環生産学講座 生産システム情報学分野
URLリンク(www.ag.saga-u.ac.jp)