12/01/18 01:09:46.42 2PJN9OqX
・ハイゼンベルクが思考実験から導いた不確定性(即ち測定系(顕微鏡)由来の不確定性)
測定したことによる位置の誤差×測定したことによる運動量の誤差
・量子力学の交換関係から導かれる状態そのものの不確定性
位置のゆらぎ(標準偏差)×運動量のゆらぎ(標準偏差)
後者は計算から導かれる不等式だから、破りようもないので今回の話とは無関係。
今回の発表は、測定論(測定系と測定物との間の関係)の話だから前者の不確定性に言及したもの
測定方法(測定系と測定物との相互作用の仕方)によって、測定誤差や測定物の状態が相関を持つことの方が一般的。
ハイゼンベルクの思考実験では、そういったことは何も議論してなかった。
小澤さんはそれをしっかりと数学的に定式化した。