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「赤ワイン健康説」の著名研究者、論文の多数に捏造発覚
米コネティカット大学は、赤ワインの健康効果を説いた同大教授の研究にデータの捏造(ねつぞう)があった
とする学内の調査結果を発表した。
捏造を指摘されたのは、同大医学校で心臓血管研究所長を務めるディパク・K・ダス教授。大学の調査委員会が
3年がかりで調べた結果、少なくとも145回にわたって研究データが捏造されていたと判断した。捏造は7年の
間に科学誌などに発表された26本の記事に及ぶという。
ダス教授は赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールと心臓の健康との関連を調べた
研究で有名。この分野で多数の論文を執筆し、その多くは米国立衛生研究所の助成を受けていた。
しかし2008年、米当局に匿名情報が寄せられたことをきっかけに、大学側が調査を開始。ダス教授が実験
結果を不正に操作し、一貫したデータが出たように見せかけていたケースがあることが判明したという。ただし、
この操作によって論文の結論が変わったかどうかまでは確認できなかったとした。
ダス教授は委員会の調べに対し、データ操作の事実は知らなかったと弁明したが、委員会は証拠をもとに、
同教授の証言は信頼性を欠くと判断。免職に向けた手続きを開始した。
レスベラトロールをめぐっては、がんや肥満、糖尿病、加齢などさまざまな分野の健康効果について世界各国で
研究が進められている。別の大学の研究者は、ダス教授の研究が心臓病の分野のみを対象にしていること
から、今回の捏造問題がレスベラトロールの研究全般に影響を及ぼすことはないとの見方を示し、「この分野
全体では依然として堅固な根拠に基づいている」と話している。
URLリンク(www.cnn.co.jp)
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