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強毒性鳥インフルエンザH5N1の動物実験についての2本の論文がテロに利用される恐れがあるとして、
研究を支援した米国立保健研究所(NIH)のバイオセキュリティーに関する国家科学諮問委員会が20日、
内容の一部を公表しないよう科学誌に勧告したと発表した。
2本の論文は、H5N1が人間でも空気感染する可能性を示したもので、
別の研究チームが米科学誌サイエンスと英科学誌ネイチャーにそれぞれ投稿した。
勧告は「悪用の可能性が否定できない」として、
実験に使ったウイルスの遺伝子や作り方を掲載しないよう求めた。
科学論文はデータの掲載が欠かせず、削除要求は異例。勧告に拘束力はない。
asahi.com
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