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苫小牧拓勇小学校で、植松努さんのロケット打ち上げ教室開く
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植松さんが講師となった苫小牧拓勇小のロケット打ち上げ教室
苫小牧拓勇小学校（中澤宏則校長）で６日、本道のロケット製作企業として知られる
植松電機（赤平市）専務の植松努さんが児童向けのロケット打ち上げ教室を開いた。
炎を噴射して〝拓勇ロケット〟が打ち上がるたびに、児童は大喜びしていた。
夢を持ち続ける大切さを伝える目的で招いた。ロケット本体は長さ約５０センチの紙製。
発射台に据えて電気的な仕掛けで火薬に点火する仕組みで、６年生１４３人が植松さん
の手ほどきを受けながら全学年クラス分の３６機を用意した。
「３、２、１、ゴー」の掛け声と同時にロケットが白煙をなびかせて約７０メートル上昇。
降下用パラシュートが開くと、児童は口々に「やったー」と大歓声を上げた。
うまくいかなかった機体もあり、ため息が漏れたが、植松さんは「失敗の理由を考えて、
何度もチャレンジすることが大事」と語り、不具合を修理して点火。発射成功で児童は
ひときわ感動を強めた様子だった。
植松さんは幼い頃からの夢をかなえ、開発した「カムイロケット」を宇宙に打ち上げて
いる。自身の体験から、諦めないことの大切さを子供たちに伝える活動を全国で展開中。
この日もロケット打ち上げに先立ち、講演した。
苫小牧民報 2011年 12/7
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