12/02/03 02:14:30.15 akktZfF+
>>445 保安院つづき
大崎:たぶん、日本のプラントの課題で言われていたところは、
むしろ炉心損傷後や、事故を前提としてきちんとした安全対策がとられていたかが
ヨーロッパとかアメリカのプラントと比べて指摘を受けている所が多々あると思う。
日本のプラントの弱点とされている所を知りたいと、一般の人たちが思うと思うので
順番は一次というのがあるんでしょうけど、二次についての位置づけっていうか
重要性をきちんと明確にすべきじゃないかという気がする。
森山:二次の重要性はストレステストの始まった段階でいわゆる運転の継続と。
一次の場合は起動の件だが、運転の継続の可否も含めて判断材料とするという
大変重要な位置づけと考える。
ただ遅れてきてることは事実としてあるので、良く状況を見た上で対応は考えたい。
ご指摘のように、非常に重要なものだという認識は全く変わっていない。
大崎:それと昨日も30項目の安全対策の話が意見聴取会で出てきたが
どういう目的で何を意図してとられているのかが、全体の安全対策の中での位置づけが、
事故を防ぐための設計の要件としての対策なのか、シビアアクシデントを防止するため、
緩和するための対策なのかが、それぞれの対策の相互の関係が、あれを見てよくわからない。
安全の思想というか、福島でなんでだめだったのかのもっと総括的な反省を踏まえた
総合的な対策になってないという気もする。
つまり五月雨式というか、個別の対症療法になっている気がして。
安全対策を体系的に整理するうえでやらないと、結局いっつも対症療法というか、
事故が起きたらその反省でこれを追加していきましょうということになりかねない。
そのあたりの、基準なり対策の全体像を描くということはないのか。