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国連事務総長選挙に出馬を表明したユネスコのイリナ・ボコバ事務局長
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潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の後任を選ぶ来年の事務総長選に向け、女性候補者擁立の動きが活発化している。
今年は国連創設から70年だが、これまで8人の歴代事務総長はすべて男性。初の女性事務総長が誕生するのかが注目される。
すでに出馬を表明している国連教育科学文化機関(ユネスコ)のイリナ・ボコバ事務局長(ブルガリア出身)は3日、
北京で行われた抗日戦争勝利70年記念行事に招かれた機会を生かし、事務総長選で安全保障理事会の常任理事国として大きな権限を持つ中国の政府関係者と接触した。
国連開発計画(UNDP)の女性総裁、ヘレン・クラーク氏(ニュージーランド前首相)を推す声も出ている。
クラーク氏自身は出馬について明言を避けているものの、米紙ニューヨーク・タイムズが側近の話として報じたところによれば、選出を目指して各国を頻繁に訪れているという。
事務総長選には、クロアチアの女性外相、ベスナ・プシッチ氏も名乗りを上げているほか、ドイツの女性宰相、アンゲラ・メルケル氏への待望論もある。
国連内では、約40カ国からなる「女性の事務総長を作る会」が女性候補の擁立を後押ししている。
事務総長選出に関する国連憲章第97条(英文)の主語が男性名詞(He=彼)であることから、メンバー国は「男性だけを選ぶ時代に終止符を打つべきだ」などと気勢を上げる。
さらに国連総会が今月11日、女性候補を擁立するよう加盟国に促した決議が女性選出の動きに拍車を掛けている。
潘基文氏には「存在感ゼロ」「リーダーシップの欠如」といった批判も上がる中、「歯切れのいい女性事務総長の誕生を望む」(国連関係者)といった声も聞かれる。
事務総長選出の権限を事実上握る安保理関係者によれば、5常任理事国中、英国が女性候補擁立に熱心だという。
ただ、ロシアは東欧出身者の選出には否定的だ。欧米諸国がウクライナ問題などでロシアと対立する中、その調整作業は困難を極めることが予想される。
今秋の安保理非常任理事国選で当選が確実視される日本も、来年の事務総長選に直接関わることになるが
「『候補者が女性でないといけない』となると、優秀な男性が排除される」とし、「女性の事務総長を作る会」には参加せず、
あくまで“実力主義”で候補者を探す方針だ。(ニューヨーク 黒沢潤)
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【用語解説】国連事務総長選 国連安全保障理事会の勧告に基づき国連総会が任命する。安保理の表決には常任・非常任理事国15カ国のうち9カ国の賛成が必要。常任理事国は拒否権を発動できる。次回事務総長選から新たに総会で候補者の公開ヒアリングを行う。
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