【国際】「屈辱の日々が終わる。外国からの命令とはおさらばだ!」…ギリシャ・ロシア・中国・イスラム原理主義者をつなぐ「屈辱」の感情 [転載禁止]©2ch.net at NEWS5PLUS
【国際】「屈辱の日々が終わる。外国からの命令とはおさらばだ!」…ギリシャ・ロシア・中国・イスラム原理主義者をつなぐ「屈辱」の感情 [転載禁止]©2ch.net - 暇つぶし2ch2:Hi everyone! ★ 転載ダメ©2ch.net
15/03/11 09:35:34.52
>>1の続き)

 中国の他国に対するアプローチにおいても、国家の屈辱という感覚は大きな位置を占める。中国の歴史の教科書や北京の国家博物館
の展示は、西洋の帝国主義に初めて遭遇した1840年代から日本が敗戦した1945年までの「屈辱の世紀」について詳述している。
中国の若者たちは、弱かった中国は外国の列強に辱められ搾取されたのだと何度も聞かされている。現代の中国はもう小突き回されない、
と教えられている。

 中国の習近平国家主席は「新型大国関係」なるものを望んでいる。中国は米国と同等に扱われるべきだと求めているのだ。

写真=訪中したオバマ米大統領(右)を迎えた習近平国家主席。習主席が今秋に米国へ国賓訪問することが決まった(2014年11月12日、北京)=AP
URLリンク(www.nikkei.com)

 イスラム原理主義者たちも、欧米はムスリム(イスラム教徒)を侮辱し迫害しているとの考え方に乗じている。ニューヨーク・タイムズ紙の
コラムニストであるトーマス・フリードマン氏は2003年、マレーシアのマハティール首相(当時)がこの考え方について語ったことを取り上げ、
「国際関係で最も過小評価されている力、それは屈辱である」と主張した。そして、パレスチナの人々がイスラエルに反発しているのも、
武装勢力が米国のイラク占領に反発しているのも、侮辱されているという感覚が原動力になっているのではないかと論じた。

 2011年に中東各地で革命が始まったとき、アラブの人々の多くは、自分たちが味わっている窮状と屈辱の真の原因は自国の政府にある
と判断していたようだった。

 しかしその後は、よそ者や欧米のせいにするのが再び流行になっている。イラン政府と「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」は互いに
忌み嫌っているが、両者とも、欧米から受けていると感じている侮辱をはねつけると約束している(イランは、自分たちには核開発計画を
進める権利があると主張し、片やISISは欧米の価値観を批判する)。

■感情によって動かされている国家

 長年にわたり、さまざまな理論家、哲学者が人間の営みにおける自尊心と屈辱の役割について書いてきた。18世紀の啓蒙主義の哲学者、
ジャン・ジャック・ルソーは、人間の腐敗の源泉は、他者より優れていると認めてもらいたがる人間の欲求にあると論じた。

 ステータスに対する不安(ルソーはそうは呼ばなかったが)は、多くの悪の根本原因だ。それから数世紀たち、国際関係の「リアリスト」の
理論家は、国家は人間と同じ多くの感情によって動かされていると主張した。こうしたリアリストは、権力に対する国家の欲望を強調した。
その感情の裏側にあるのは、無力感と、無力感に伴う屈辱を必死に避けようとする意識だ。

 これらのことが意味するのは、国際紛争を解決するためには、利益と同じくらい感情について考える必要があるかもしれないということだ。

 時として、国家的、文化的な屈辱感に対処するために必要な譲歩が不可能な場合もあるかもしれない。ISISの傷ついた感情を癒やす
ために、カリフ国家を認める人はいないだろう。

 だが、時折、国家的な自尊心を取り戻すために必要なジェスチャーが比較的小さいこともある。ギリシャは債権者から大幅な譲歩を
引き出したようには見えない。それでも、国家的な抵抗を強く示したことは一定の言語的、形式的変更と相まって、差し当たりギリシャ国民
を�



次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch