【インド/経済】「チョットクール」…インドで流行るもの、それは電池式冷蔵庫 | 東洋経済 [11/13]©2ch.net at NEWS5PLUS
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14/11/13 22:33:34.96
インドで流行るもの、それは「電池式冷蔵庫」 | モディ政権で始まるインドの夜明け
URLリンク(toyokeizai.net)
東洋経済オンライン 2014年11月13日

 インドにおける食品貯蔵の問題は非常に深刻だ。全世帯のうち80%は冷蔵庫
が利用できず、食品の実に3分の1が腐敗によって損なわれている。この状況を
打開する革新的な製品を展開しているのが、中堅の財閥として知られるゴドレ
ジ・グループだ。

◆電池式の小型冷蔵庫がヒット
URLリンク(tk.ismcdn.jp)
↑これがチョットクール。この冷蔵庫はJICAからの技術支援をベースにして誕生している(JICAのホームページより)

 「チョットクール」(Chotukool、ヒンディー語で少し冷たいという意味)
と名づけられたこの製品は、12ボルトのバッテリーで作動し、食品を8~10度
に冷やすことのできる45リッター容量のプラスティック製容器。2006年に発売
され、農村部の女性などに冷蔵庫代わりに活用されている。コンプレッサーも
冷媒も使わず、非常に軽量で持ち運ぶことができるこの製品は、小さな住まい
に住み、頻繁に引っ越しをするインドの低所得者層のライフスタイルを徹底的
に研究した成果だ。
 また価格は65~75ドルと、最も安い冷蔵庫と比べても半額程度だ。タタ・モ
ーターズの低価格車「ナノ」と並ぶ、インド発のBOP(ベース・オブ・ピラミ
ッド)ビジネスの例として、世界のビジネススクールでも知られている。

 ゴドレジの家電部門は長年、各種の冷蔵庫と洗濯機を販売しており、この分
野では国民的ブランドとなっている。インドの消費者はゴドレジの品質に信頼
を寄せており、外国企業の同クラス品に比べて価格が15%程度高くてもゴドレ
ジの製品を購入してきた。このように堅固なビジネス基盤を持ちながら、あえ
て超低価格で革新的な製品にも挑戦するゴドレジとは、いったいどのような企
業だろうか。

 ゴドレジの起源はインドがまだ英国の植民地だった1897年にさかのぼる。創
業者のアルデシル・ゴドレジ氏は法曹家であると同時に、発明家でもあった。
もっとも有名なのは「ゴーディアン・ロック」と呼ばれる、2つの鍵で開け閉
めできる錠前だ。
 この特許を持つアルデシル氏は錠前メーカーとしてゴドレジを創業し、続い
て金庫やせっけん、タイプライターなどに事業範囲を拡大した。

 現在の事業分野は家電のほか、ヘアカラーや洗面用具といった日用品、家具、
不動産、セキュリティ、農業など非常に幅広い。従業員は2.5万人、年間売上
高は約40億ドルに上る。現在はアルデシル氏のおいの子に当たるアディ・ゴド
レジ氏がグループ会長として経営トップを務めている。17歳の時にインドを離
れ、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)で経営学を学んだ人物だ。

◆植物性油のせっけんを開発

 ゴドレジの事業はつねに自由な発想と歴史を物語るエピソードに彩られてい
る。たとえばせっけんの場合、従来品にはヒンドゥー教徒が使うには適切でな
い動物性脂肪が原料として使用されているのを知ったアルデシル氏は、誰もが
無理だと言っていた植物性油からせっけんを作る方法を開発した。
 また英国女王が1905年に随行団と共に訪印した際、女王用の金庫を用意する
よう求められ、それに応えたのがゴドレジだった。ちなみに金庫の流れを汲ん
で、現在は国内企業としては初めて包括的なセキュリティ・ソリューションを
提供している。住居、商業施設、オフィス向けから防衛向けまで幅広く手掛け
ており、インド国内だけでなく45カ国以上に輸出もしている。
 近年ゴドレジはアフリカのモザンビークやケニアなどに日用品の工場を展開
するなど、インド以外の新興国へもビジネス展開が盛んだ。M&Aにも意欲的で、
10月には南アフリカで頭髪用のエクステンション(付け毛)を手掛ける企業を
買収している。創業117年を迎えなお成長意欲の高いゴドレジ。インド通でな
くても目が離せない企業だ。


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