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「とてもうれしい」。パキスタンで女子教育の権利を訴えてイスラム過激派に銃撃され、今年のノーベル平和賞受賞が決まった少女
マララ・ユスフザイさん（１７）。いとこのマフムード・ハサンさんに、電話で興奮気味に話したという。
ノーベル賞授与のニュースを受け、マララさんの故郷であるパキスタン北西部のスワト地区に住むハサンさんは、英国にいる
マララさんや父親のジアウディンさんと電話で会話。マララさんは大喜びしていた。
ジアウディンさんは「受賞できるとは思っていなかった。突然のことだった」と話し、スワト地区の人々の反応を尋ねていたという。
一方、スワト地区では、イスラム過激派に対する恐怖から、表だって受賞決定を祝う動きはほとんど見られていない。
【バンコク＝伊東誠】ノーベル平和賞受賞が決まったマララ・ユスフザイさん（１７）について、パキスタンのシャリフ首相は同国の
英字紙「ドーン」に「マララさんの功績は比べるものがないほど偉大だ」と、パキスタンからのノーベル賞受賞をたたえた。
マララさんが通っていた学校の教師で、おじのアメード・シャーさんは「彼女は故郷にとって、パキスタン国民にとって大きな誇りだ」
とＡＦＰ通信の取材に答えた。
一方、マララさん狙撃を認め、「機会があれば、再襲撃する」と警告していたイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」の襲撃の
実行犯らメンバー十人が九月に逮捕され、軍司令官が会見する場面がテレビで大々的に流れた。今回の受賞で、マララさんが再び
大きく取り上げられれば、タリバン運動側が快く思わないのは事実。外交筋は「マララさんがノーベル賞を受賞したとしても、国内の
女子教育への抑圧や暴力はやむとは思えない」と話した。
ソース（東京新聞・共同通信） URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)