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民主的な選挙を求める抗議活動が広がる香港では、29日夜から30日朝にかけても
数万人規模の市民による幹線道路の占拠が続き、来月1日からの連休を前に
抗議活動の参加者がさらに増えるおそれがあるとして、当局が神経をとがらせています。
香港では、トップの行政長官の選挙改革で市民の直接選挙を導入する一方、
中国の体制に批判的な民主派の立候補が事実上できなくなったことに抗議するデモが
拡大し、香港政府前で28日、大勢のデモ隊が警察と衝突するなどして、これまでに
市民と警察の双方で52人がけがをしました。
香港政府の建物の前では29日も1万人以上のデモ隊が幹線道路を占拠したほか、
少なくとも2か所の繁華街で数千人が道路を占拠し、小中学校などが休校したり
一部の銀行や店舗が臨時休業したりするなど、経済や市民生活に影響が出ました。
香港の中心部では夜になって、幹線道路を占拠する若者らの数がさらに膨らみ、
数万人規模が30日朝まで座り込みを続けています。
香港では来月1日、中国の建国記念日にあたる国慶節を迎え、その翌日も祝日と
なることから、香港政府は、抗議活動に加わる市民がさらに増えるおそれがあるとして
神経をとがらせています。
米「香港の人々の思い支持」
香港で民主的な選挙を求める大規模な抗議行動が続いていることについて、
アメリカ、ホワイトハウスのアーネスト報道官は29日の記者会見で「有権者の意志を
代表する真の候補者から選ばれれば、行政長官の正当性はさらに高まるだろう」と述べ、
中国の体制に批判的な民主派の立候補が事実上できなくなったことを批判しました。
そのうえでアーネスト報道官は「われわれは中国政府に対し、普通選挙にかける
香港の人々の思いを支持する姿勢を示してきたし、これからもそうする」と述べ、ことし
11月に予定しているオバマ大統領と習近平国家主席の首脳会談の場で、
この問題を取り上げる考えを示唆しました。NHKニュース
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