14/08/07 12:17:08.01
【ロンドン 5日 ロイター】
エボラ出血熱研究の世界的権威ら3人が5日、感染が拡大している西アフリカの住民らに実験
的薬剤・ワクチンの提供を行うよう、世界保健機関(WHO)などに訴えた。
1976年にエボラウイルスを発見したチームに参加していたピーター・ピオット博士ら3人は、リベ
リアで感染した米国人2人が帰国前に未承認薬を投与されたことに言及。エボラ熱の影響下に
あるすべてのアフリカ人に同様の機会が与えられるべきだと主張した。
ピオット氏らは共同声明で、エボラ熱の治療薬として研究中の抗ウイルス薬やワクチンが複数
存在すると指摘。また、WHOについては、「実験薬の処方を容認することができる唯一の国際
機関」だとし、リーダーシップを発揮するよう求めた。
※2014/08/07時点で一般公開が確認出来た記事の一部を引用しました、全文は元サイトで
Reuters 2014/08/06 URLリンク(jp.reuters.com)
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【ワシントンAFP=時事】
エボラ出血熱を発症した米国人患者2人が、「ZMapp」と呼ばれる実験薬を投与された後に快方
に向かっていることが報じられた。ただ専門家はこの薬について、大量生産は難しく、現時点で
は有望な薬とは言えないと指摘している。
ZMappは、遺伝子組み換えタバコの葉の中で作られる3種類の抗体を含む血清。このタバコ
は成長するのに何週間もかかる。
報道によると、リベリアでエボラ熱患者の治療に携わっていたところ自身も感染したキリスト教
系団体の米国人要員、ケント・ブラントリーさんとナンシー・ライトボルさんは、ZMappを投与され
た後、ともに回復の兆候を示した。米国に帰国した2人は現在、米ジョージア州アトランタの病院
で隔離治療を受けている。
だが米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・フォーシ所長は5日、AFPに対し、「この薬
は現時点で際だって有望なものとは言えない」と語った。「動物実験の結果は非常に良く、2人
の患者への投与は、この薬が望ましい効果を持つ可能性を示しているが、(投与されたのは)2
人しかいないので、はっきりとした結論を出すには慎重になるべきだ」(写真はフォーシ所長)
※2014/08/07時点で一般公開が確認出来た記事の一部を引用しました、全文は元サイトで
〔AFP=時事〕(2014/08/06-14:36) URLリンク(www.jiji.com)