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◆Jihadism and the Petroleum Industry By Thierry Meyssan 23 June 2014‐⑤
『ジハード主義と石油企業 ‐ティエリー・メイサン』
URLリンク(www.voltairenet.org)
クルド人は、ISILが制圧したパイプラインを経由して、キルクークから石油の輸出を開始している。
それは数日の内にジェイハンで、トルコの億万長者が所有するパルマリ海運とその代理企業のJSC、
アゼルバイジャンのMubariz Gurbanoğluの企業が保有する2隻のタンカーに積み込まれた。
ところが、アル・マリキ政権(ワシントンによって転覆させられていない)が、この窃盗行為を糾弾
する書簡を通達した後に、普段クルド人自治区で活動している(シェブロン、ヘス、トタル)企業の
いずれも、敢えてこの原油を購入することはなかった。買い手を見つけられないまま交渉を継続する
中で、クルド人は積荷を1バレル当たり、57.5ドルという通常価格の半値で販売すると宣言した。
その一方、別の2隻のタンカーには、常にISILの恩恵を受けた石油が積み込まれていた。
このように、市場が無い状況にもかかわらず、継続しているという事実は、彼らが買い手を見つける
ことに成功すると確信している証しであり、クルド人とISILは、同じ国から支援を受けているという
ことを示している:イスラエルとサウジアラビア
イラクを3分割できれば、石油取引のカードはシャッフルされ、再編成されるだろう。
ISILの躍進に直面し、あらゆる石油企業が従業員を削減した。
それ以上に削減した企業:トルコ石油公社TPAOと、中国企業のペトロチャイナ、シノペックとCNOOC。
そして、BP(ロイヤル・ダッチ・シェルは、地質学者でシリア国民連合の元議長シェイク[訳者補足:
一般的には、アフマドと表記される]・ムアーズ・アル・ハティブを雇用している)だ。
したがって、敗者となったのは英国、トルコ、そして特に、従来イラク最大の顧客だった中国であり、
勝者はアメリカとイスラエル、サウジアラビアである。
結果的に、こうした利害関係は、『真のイスラム』のための戦いとは、まったく無関係なのだ。