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「我々の少女を取り戻せ」と訴える市民たち=アブジャで2014年7月9日、
服部正法撮影
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西アフリカ・ナイジェリア北東部でイスラム過激派ボコ・ハラムが女子生徒
約270人を拉致してから間もなく3カ月がたつ。少女の救出を求める声は
世界的に広がったものの、解決の目途は立たない。一方、ボコ・ハラムによる
とみられるテロ攻撃は中部にも拡大し、市民の間には不安や政府の対応への
不満が渦巻いている。
「ブリング・バック・アワ・ガールズ(我々の少女を取り戻せ)」。9日、
アブジャ中心部の公園を訪ねると、北東部ボルノ州チボクで拉致された生徒の
救出を願う集会で、市民約50人が声を上げていた。主要メンバーの女性、
フローレンス・オゾーさんは「政府は軍を多数配置したというが、事件以降も
毎日のように北東部の村々が攻撃されているのは、どうしてなのか」と、
不満そうに話した。
4月14日深夜から15日未明にかけ、チボクの女子高が武装集団に襲撃され、
生徒が拉致された。5月になってボコ・ハラムが犯行を認め「奴隷として売る」
と表明したことから、世界中の非難を浴びた。
生徒は同州の森林地帯で拘束されていると推測されている。ボコ・ハラム
戦闘員たちと強制結婚させるのではと臆測を呼ぶ一方、政府側に拘束されている
戦闘員と交換するのが目的との見方もある。
AP通信によると、元大統領や知事などでつくるナイジェリアの国家評議会の
メンバーは8日、治安当局が少女の居場所を把握しており「近いうちに良い
ニュースがあるだろう」と、解決が間近との認識を示した。
毎日新聞 アブジャ服部正法
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