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欧州軍需大手MBDAと三菱電、F35向けミサイル共同開発へ
[東京 3日 ロイター]
欧州軍需大手のMBDAと三菱電機が、次期主力戦闘機F35向けミサイルを
共同開発する見通しとなった。ハイテク化でコストが膨らみやすい兵器開発は、
複数国で負担を分散する動きが主流になりつつあり、防衛装備品の輸出が
解禁された日本のメーカーも参画が増えそうだ。
開発を検討しているのはF35への搭載を念頭に置いた空対空の中距離ミサイル。
共同開発が可能かどうか、予備調査に着手する。(中略)
F35は9カ国が開発に携わり、米国だけで約2400機、日本を含めた全世界で
3000機以上の配備が見込まれる。(中略)
日本が他国と防衛装備品を開発するには、第三国への輸出ルールなどを
定めた政府間協定が必要になる。英国とは2013年7月に締結済み。MBDAは
英BAEシステムズ、仏エアバス、伊フィンメカニカのミサイル部門が
統合して誕生したメーカーで、今回はその枠組みのもとに共同開発を進める。
(中略)
日本は2011年の官房長官談話で武器の禁輸政策を一部緩和、同盟国の米国のほか、
協定を結んだ英国とも開発が可能になった。英国との共同開発は、昨年合意した
化学防護服に続き2件目となる。
今年4月には一定の条件を満たせば原則として輸出を可能とする政策に転換しており、
日本政府は開発コストの低減、最新技術の取得という観点から、外国メーカーとの
共同開発を増やしたい考え。
MBDAの広報担当者はロイターの取材に対し、すぐに回答できないとコメント。
三菱電機の広報担当者は「政府の指示に従って対応する」としている。
(久保信博、ティム・ケリー)
ロイター通信 2014年 07月 3日 19:36 JST
URLリンク(jp.reuters.com)