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南スーダン:「和解簡単でない」 不信感と憎悪、亀裂深く
政府軍と反乱軍の戦闘が始まってから3週間以上がたったアフリカ東部・南スーダン。
9日、首都ジュバの国連施設を訪ねると、多数の避難民が悪環境の中で治安回復を
待っていた。だが、彼らの記憶には、敵対民族への不信感と憎悪が深く刻まれており、今後の和解の難しさもうかがえた。
日本の陸上自衛隊も展開しているジュバ国際空港そばの国連南スーダン派遣団(UNMISS)の施設。
先月15日までは、陸自やルワンダ軍などの平和維持活動(PKO)部隊の車両や工作機械などが
置かれていた原野に、現在約1万7000人の避難民が身を寄せている。
国連や国際援助団体がテントなどを支給し、この日も陸自が給水施設付近の排水設備づくりをしていた。
しかし、至る所にペットボトルや生ゴミが散乱し、水たまりやトイレ付近からは悪臭が立ち込めている。
ここの避難民の多くは、反乱軍を率いるマシャール前副大統領の出身民族、ヌエル人だ。
ジュバとその周辺のヌエル人らの多くが、戦闘開始直後に、キール大統領の出身民族で、
与党を主導する最大民族ディンカ人の攻撃を避けるためにこの施設に逃れたようだ。
政府側がジュバでヌエル人を大量に殺害した疑いについて、政府は否定している。
また、反乱軍の制圧地域では逆に、ディンカ人への攻撃や殺害が報じられており、
両民族による報復合戦が続いているのは否定できない。
現地写真
URLリンク(mainichi.jp)
(ジュバ空港そばの国連施設内にできた避難民キャンプ。ごみや水たまりなども多く、
場所によっては悪臭が広がる中、多くの人が暮らしている
URLリンク(mainichi.jp) 毎日新聞 2014年01月09日 21時16分
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