13/07/20 12:55:07.43
【ワシントン=小雲規生】
米南部フロリダ州で17歳の黒人少年を射殺した男性に出た無罪判決を人種差別の表れだとする
抗議活動が全米で広がるなか、オバマ大統領は19日、「少年は35年前の私だったかもしれない」と
自分自身の体験を交えながら、人種に対する偏見の克服を訴えた。
大統領はホワイトハウス報道官の定例会見場に予告なしで登場。
デパートで買い物中にジロジロとみられたり、街中を歩いていて車の中からカギがかかる音を聞いたり、
エレベーターで一緒になった女性が心配そうに財布を握りしめたりといった自身の経験を告白した。
さらに大統領は「自分の経験から、黒人社会が判決をどのように受け止めているかは分かる」と
抗議活動への共感も示した。
ただ、法的な手続きを踏んだ判決に異論を述べるつもりはないことや、暴力的な抗議活動は少年や家族の
名誉を傷つけるとの見解も強調。事件や判決の教訓を糧に前向きに動き出せるかが問われているとして、
家庭や職場で人種問題について話し合い、自分の心に「他人を肌の色ではなく、人格で判断しているか」と
問いかけるよう訴えた。
また大統領は自身の娘たちや友人たちの話を聞くと、若い世代の状況は自身の世代よりも
良くなっていると感じると強調。「われわれは完璧な調和ではなくても、過去よりは完璧な調和に
向かいつつある」として、人種問題解決への長期的な取り組みを求めた。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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