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旧ソ連のグルジア検察は21日、サーカシビリ大統領派のメラビシビリ前首相を
汚職容疑で逮捕した。
グルジアでは昨秋の議会選で反大統領派のイワニシビリ現首相派が勝利して以来、
大統領と首相の対立が激化し、検察当局が大統領派幹部を摘発する動きが
相次いでいる。
メラビシビリ氏はサーカシビリ派政党「統一国民運動」の書記長。
昨年の議会選の際に社会保障基金520万ラリ(約3億円)を流用したほか、
不動産を横領した容疑がかけられている。
大統領派の元保健・労働・社会保障相も基金を流用した疑いで逮捕された。
サーカシビリ大統領は逮捕について「政治的な決定でないという幻想を
抱くことはできない」と述べ、現首相側が検察当局へ圧力をかけたと主張。
イワニシビリ首相は「政治的な迫害ではない」と反論した。
欧米諸国は昨秋以来続く、大統領派の元閣僚や軍高官の逮捕に懸念を示している。
グルジアではサーカシビリ氏が退任する今年10月に大統領選を行う予定。
選挙後に施行する憲法改正により、大統領職は象徴的な役割となるが、
選挙はサーカシビリ、イワニシビリ両氏の権力争いとして注目されている。
首相が率いる与党連合「グルジアの夢」が今月中旬、
マルグベラシビリ第1副首相・教育科学相を大統領候補として擁立するなど、
選挙をめぐる動きも本格化している。
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