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ナチス・ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーは死んでおらず、現在のベルリンで
突然目を覚ましたが、その風貌や言動から「風変わりなコメディアン」と
勘違いされ、テレビスターになっていく--。
そんな筋書きの小説「彼は戻ってきた」が、ドイツでベストセラーになっている。
昨年9月の発売以降、既に40万部を超すヒットとなり、独メディアによると、
日本を含む20カ国以上での翻訳が決まっているという。
ドイツではヒトラー賛美が刑法で禁じられており、ヒトラーが人気者になる過程を
描くこの作品は「かなり危険」(シュテルン誌)との指摘もある。
だが、著者でジャーナリストのティムール・ベルメス氏は独メディアに対し、
「人々がヒトラーに自然に共感していく過程を描くことで、逆にその危険性を
指摘したかった」と話している。
物語は、ヒトラーが、ベルリンの空き地で目を覚ますシーンから始まる。
ヒトラーは人々に相変わらず反ユダヤ主義などの持論を語るが、
ブラックジョークが得意なコメディアンと勘違いされ、やがてテレビに出演する。
現代の風紀の乱れを嘆き、規律の大切さを説く姿に共感を覚える人々も出始める。
ただ、ヒトラーが愛嬌(あいきょう)のある人物に描かれる場面も多く、
評価については議論が続いている。
ソースは
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本の表紙画像
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