【アメリカ】 共和党、ロムニー氏の敗因 [11/23]at NEWS5PLUS
【アメリカ】 共和党、ロムニー氏の敗因 [11/23] - 暇つぶし2ch1:七難八苦φ ★
12/11/24 00:21:23.64
甘い現状認識が招いたロムニー氏大敗
2012.11.23 18:00

 終わってみれば、予想を上回る圧勝だった。バラク・オバマ大統領(51)の辛勝とみられた2012年の米大統領選は、
オバマ陣営が過半数の270を大幅に上回る選挙人332を獲得し、激戦7州も軒並み制する完勝を演じた。

 共和党候補のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)にしてみれば、目も当てられない惨敗。
最後まで勝機を疑わなかったのだろうか、投票当日までオハイオとペンシルベニアの両州を遊説していた。

 勝負をあきらめないと言えば聞こえは良いが、陣営が完全に票読みを誤っていたのは明らかだった。

 票読みに限らず、共和党側が随所でみせた現状認識の甘さや、数々の現実と乖(かい)離(り)したような発言が、
選挙戦のカギとなった女性や非白人系の嫌悪感を生み、ロムニー陣営の大敗の要因になったと総括する共和党関係者も少なくない。

 ■「狂信的」な中絶反対論

 「(過激な)発言が性別間ギャップを拡大させたのは間違いない」

 ロムニー氏の副大統領候補に名前が挙がり、討論会では練習相手も務めたロブ・ポートマン上院議員(56)は13日、
人工中絶をめぐる共和党議員の問題発言が、大統領選に悪影響を与えたとの認識を示した。

 米国では伝統的な家族観を重んじるキリスト教福音派などの宗教保守層が人工中絶や同性婚に反対している。
共和党の重要な支持基盤の一つだ。

 だが、一部の共和党議員が発した“狂信的”な中絶反対論がメディアに厳しく批判され、イメージダウンにつながったのも間違いない。

 トッド・エイキン下院議員(65)はテレビ番組で「医師の話から理解したところだと、女性の体は『本当のレイプ』なら、
ほとんどの場合に拒絶反応し、妊娠しない仕組みになっている」との持論を展開した。

 リチャード・マードック上院議員候補(61)は
「レイプというひどい状況で生命が芽生えても、それは神の意図だ」と人工中絶禁止に反対した。

 あまりの暴論にロムニー陣営も「レイプなら中絶に反対しない」との声明を出し、過激な発言との距離を保ったほどだ。

 ■「女性軽視」の印象

 だが、極端な発言がメディアに乗り、共和党側は「女性を軽視している」との印象を一部の有権者に与えたことは否定できない。

 NBCテレビの出口調査では女性全体の55%、特に独身女性の68%がオバマ大統領に投票している。
女性の権利尊重を訴えオバマ陣営の選挙戦略が功を奏し、なおかつ共和党側の失言が追い風となった可能性が高い。

 わかりやすい例として人工中絶を例に挙げたが、有権者と共和党のすれ違いはこれに留まらない。
中間層重視政策や移民制度改革も似たり寄ったりで、計75%がオバマ陣営の政策は中間・貧困層に有利と回答した。

 人種別ではオバマ大統領が黒人の93%、中南米出身のヒスパニック系の69%、アジア系の74%を獲得するなど
非白人系の支持が突出。いずれもロムニー陣営の大敗の主要因となった。

 ■求められる合理性

 共和党の苦悩は、選挙のたびに勝敗が入れ替われるフロリダ州やバージニア州で、
民主党の支持基盤である非白人系や高学歴層が増加しており、価値観だけでなく合理性の尊重が求められ始めていることにある。

 人工中絶や移民問題で強硬姿勢を貫けば、最激戦州での支持率低下を呼びかねない。
さりとて急速に舵を切り過ぎれば、従来の支持者を失いかねない。

 ある共和党の元幹部は「保守色を強調するだけでは有権者が付いてこなくなる。現実を直視した政策の取り込みが死活的に重要だ」
と悲壮感をあらわし、敗因の徹底分析を上層部に呼びかけている。

(犬塚陽介 ワシントン支局) 産経ニュース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)


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