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ドイツで移民ら10人殺害のネオナチ集団、生き残った女を起訴
2012年11月09日 18:38
【11月9日 AFP】ドイツ検察当局は8日、7年間にわたってトルコ系移民ら10人を殺害した
ネオナチグループの中心的な存在とされる女を、殺人罪などで起訴したと発表した。
南部ミュンヘン(Munich)で起訴されたのは、
「国家社会主義地下組織(National Socialist Underground、NSU)」を名乗る極右グループのメンバー、
ベアテ・チェーペ(Beate Zschaepe)被告(37)。
2000~07年にドイツ各地でトルコ系やギリシャ系の移民男性9人とドイツ人女性警察官1人の計10人を殺害したほか、
武装強盗、放火、殺人未遂など15件の犯罪に関与した疑いがもたれている。
NSUはチェーペ被告ら3人で活動していたグループで、検察当局からテロリスト集団に指定されているが、
うち男2人は2011年11月に自殺。ただ1人の生き残りであるチェーペ被告はその4日後に警察に出頭していた。
検察はチェーぺ被告のほか、殺人共犯の罪で2人、NSUによる犯罪に関与した微罪で2人もそれぞれ起訴した。
(c)AFP/Deborah Cole
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