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[ベルリン 9日 ロイター] ドイツのユダヤ教徒とイスラム教徒約300人が9日、
宗教儀礼の割礼を禁止するケルンの裁判所による判決に抗議し、首都ベルリンで異例の
合同デモを行った。双方とも宗教の自由が尊重されるよう求めている。
6月に下されたこの判決をきっかけに、ドイツ国内では宗教の自由をめぐる激しい論争が
繰り広げられていた。
割礼禁止の命令はケルン地方にしか適用されないものの、法的措置のリスクを理由に
全国で手術を拒否する医師が増えており、判決の影響は広がっている。
デモの参加者らは、「包皮は結構」などと書いた割礼禁止に反対するバナーや、包皮を
ドイツの国旗色に塗った男児の絵を掲げるなどして、抗議活動を展開した。
一方、ベルリンは先週、国内16の州・特別市で初めて、宗教的な割礼手術を法律的に
保護する制度を導入。また、独政府も割礼を合法化する新たな法整備を検討している。
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