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ハッカー集団「Anonymous」の一派が、米連邦捜査局(FBI)の捜査員のノートPCに
不正侵入し、AppleのiPhoneやiPadといった端末の識別コード情報約1200万件が
同PCに記録されているのを見つけたと主張している。そのうちの100万件とする情報を
インターネットで公開し、Twitterで9月3日に発表した。
公開されたのは、AppleのiOS端末に個別に割り当てられている「UDID」という
識別コード100万件分と、各端末の名称や種類などの情報。
FBIのファイルにはユーザーの氏名なども記録されていたとしている。
インターネットに掲載された声明によると、ハッカー集団は2012年3月、
ニューヨークのサイバー対策班に所属するFBIの捜査員が使っていたDell製の
ノートPCに、Javaの脆弱性を突いて不正侵入。ここからダウンロードした
ファイルの中に、AppleのiOS端末約1200万台分のUDIDなどが記録されたものが
あった。
このファイルには各UDIDに関連するユーザー名、端末名、端末の種類、A
pple Push Notification Service用のトークン、郵便番号、携帯電話番号、住所などの
情報も含まれていたとしている。
今回公表したのはこの1200万件のUDIDのうちの100万件で、氏名や携帯電話番号、
住所といった個人情報は公表を控える一方、端末名や端末の種類など、自分の端末の
情報がこの中にあるかどうかをユーザーが確認できるだけの情報は残したとしている。
情報を暴露した理由については、
「FBIが人々を追跡するなどの目的でユーザーの端末情報を利用している」という
実態を知らしめるためにやったと主張。
「われわれは最初からUDIDのコンセプトが気に入らなかった」として、Appleにも
非難の矛先を向けている。
ハッカー集団が公表した情報が、本当にFBIのPCから盗まれたものかどうかは
確認されていない。事実だとしても、FBIがこうした情報を持っていた理由は不明。
しかし今回の事態を受けて、流出したUDID情報の中に自分の端末の情報があるか
どうかをチェックできるとするWebサイトも登場した。
ソースは
URLリンク(www.itmedia.co.jp)