12/07/16 22:48:32.04
中東の産油国、UAE=アラブ首長国連邦は、15日、ホルムズ海峡をう回して
原油を輸出するための新たなパイプラインの運用を始め、有事の際にはホルムズ海峡の封鎖も
辞さないとしているイランの強硬姿勢に対する有効な原油の輸送ルートとして注目されています。
これはUAEのハミリ・エネルギー相が15日明らかにしたもので、新たなパイプラインは、
UAEの西部ハブシャンの油田地帯から、ホルムズ海峡をう回して東部のインド洋の
港町フジャイラまで全長およそ400キロで、一日当たりの輸送能力はUAEの
原油輸出の7割に当たるおよそ180万バレルということです。
パイプラインについて、フジャイラ首長国の政府関係者は
「ホルムズ海峡が封鎖されても、原油を輸出する方法ができたことは喜ばしい」と述べ、
核開発問題で欧米と対立を続けるイランが、有事の際にはホルムズ海峡の封鎖を辞さない
姿勢を示していることへのけん制の意味合いもあることを示唆しました。
UAEは日本にとってサウジアラビアに次ぐ原油の輸入先ですが、これまでは首都アブダビ近郊の
港などからホルムズ海峡経由で原油を輸入していたため、今回の新たなパイプラインは、
イランの強硬姿勢に対する有効な原油の輸送ルートとして注目されています。
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