12/08/27 04:57:21.95 jOJuZu7m
訴訟というのはいろいろなテクニックがあって、たとえば、訴訟中であっても、原告被告双方が
合意して、途中で裁判を取りさげることだってできる。あまりリジッドに考えないほうがよいで
しょう。さらに、交渉相手はあのプーチンなんだから、途中でなにを仕掛けてくるか、わからん。
法律論的なヒキワケの究極の姿は国際司法裁判所判決だし、それがロシアの千島領有権
の主張を最大限日本に認めさせる方法だろうと私は思う。
しかし、あのプーチンという人は別の形でのヒキワケを考えているんじゃないですかねえ?
プーチンは視野の狭い人ではないし、方法はほかに何通りもあるはずだ。
だいたい、あの南千島の実効支配をいくら強化しても、いずれ自然の猛威に逆襲される。
あの島は、遅かれ早かれ、巨大な地震と巨大な津波が襲いかかる。いじわるな韓国人が
せっせとつくっている建物など、あっという間にガレキの山と変わるだろう。ロシアは廃墟の
多い国だ。あの国は自然環境がどこも過酷で、建設を始めても途中で打ち切られたり、
人が住んでいても廃墟となった建物が実に多い。それを知らないプーチンではあるまい。
だからロシア人が「日本はロシアに無条件降伏したんだ。内政干渉だ」といくら意気込んでも
『ああそうですか』、そして『賽の河原の石積み遊びご苦労様であります』としか思えない。
いまの日本は1945年の敗戦以来で最大の国難に直面しているから、いまロシアが日本と
講和条約を締結するのが、ロシアが日本からもっとも感謝され、日本から将来得られるもの
が多くなる。日本にとっては不幸のどん底、でもロシアにとっては最良のタイミング。
たぶん、法律論だけで日露講和の内容は決定できない。日露講和で日本側がどれだけ得ら
れるかは、ロシア人が日本という国の将来をどう予測するか次第で大幅に変わるだろう。
ロシアが譲歩しても、ガレキだらけのしょぼくれた国が相手なら得られるものはほとんど無い。
しばらく低迷しててもまた復活する不死鳥のような国だと予測しているなら、「出世払い」を
みこして気前よくなるかもしれない。なぞなぞと陰謀が大の得意のプーチンさんはどう出るか?