12/08/24 03:38:43.63 1DL0pi1W
>>272
ロシア政府が最近ひく領有権の法的根拠は、無条件降伏したからでなく、サンフランシスコ
講和条約で日本がクリルの領有権を放棄したからだけど。
ロシア政府が国際司法裁判所に(共同)提訴するとしたら、その前提条件は、ロシアが
日露平和条約締結でなくサンフランシスコ講和条約批准を済ませたあとだろう。
(SF条約では批准国間で領土問題がおきたときは国際司法裁判所ICJへの提訴を義務
づけている。それにこの批准によって南樺太・北千島のロシア領有権がほぼ確定する。
ただしSF条約の問題は日本が領有権放棄した「千島」の範囲がどこまでなのか不明瞭だ
という点。その点についてだけ日本は争訟することになる。そもそもICJとは国連発足時に
ソ連も英米とともに設立に合意した機関だ。あのロシアが逃げるようなことはせんだろう。)
そうなっても俺は別にそれでも構わんよ。ロシア人が一向に進まない日露交渉に業を煮や
して、SF条約批准というかたちで、一方的講和に踏み切りたければ。SF条約自体に日本
が異議を唱えることは絶対にない。アメリカが反対する可能性もゼロだ。
そのバリエーションもさまざま考えられる。条約批准時に解釈宣言つけるとか、従来考えられ
てきた日露平和条約の内容を2分割して、SF条約を一般総則とし、日露間その他合意事項
を細則として付属協定条約として切り分けるとか。