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フィリピン軍事筋は3日、アジア・太平洋地域における米軍のプレゼンス強化の一環として、
スービック元米海軍基地に米軍艦船をローテーションで展開することで、米、フィリピン両政府が
大筋合意していることを明らかにした。
中国の海洋覇権拡大に対応するもの。
フィリピン政府はまた、米軍の哨戒機P3Cによる中国艦船の偵察・監視を、要請する方針だ。
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米軍はアジア・太平洋地域への艦船の配備比率を1割増やし、保有する全艦船の6割を振り向け、
ローテーションで展開する計画。
そうした中で、ルソン島中西部にあり、1992年に返還されるまで、米軍の重要な
中継、補給基地だったスービック元米海軍基地は、拠点候補の一つとして検討されてきた。
スービック湾は現在、自由貿易港と経済特別区。
だが「米軍艦船は訓練などの際に港に入り、整備や補給をしている」(スービック湾首都圏庁
関係者)という。
こうした実態があるうえ、基地の再開ではなく、ローテーションによる展開と、「寄港」という
形をとることから、国内の一部に根強い反米世論にも対処しうると判断したようだ。
一方、アキノ大統領らは2日、フィリピンが偵察機を保有していないことを指摘し、
P3Cによる偵察・監視を米国に求める意向を示した。
これについて、米国務省のヌランド報道官は
「長年の軍事協力の一環として、フィリピンを支援する」としている。
ただ、米国がP3Cを導入すれば、南シナ海の領有権問題に対する米軍の直接的な関与だとして、
中国が強く反発するのは必至だ。
フィリピン政府は6月、中国艦船が居座るスカボロー礁(中国名・黄岩島)から、
台風の襲来を理由に、2隻の艦船を退去させたままだ。
中国との摩擦回避が念頭にあるとみられるが、政治暴力テロ研究所のロンメル・バンロイ所長は
「フィリピンのプレゼンス不在の状況は、中国を利するだけだ」と憂慮する。
アキノ大統領は5日、艦船の復帰の是非を含め、閣僚と対応を協議する。
ソースは
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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1日、ベトナム・ハノイ市内でベトナム国旗を掲げ中国を非難するデモ参加者
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